
NARUTOコラム
2024/06/09
【誕生日コラム】6月9日は、うちはイタチの誕生日!兄として、忍として、大切なもののために命を懸けたイタチの活躍を振り返る!
忍たちの誕生日を記念して、その活躍を振り返るコラム!今回は弟想いで里想い。愛するもののためなら非情にもなれる、愛情深きイタチの活躍を振り返ります。
■うちはイタチ プロフィール
誕生日:6月9日(ふたご座)
■好きな食べ物:おむすび(こんぶ)、キャベツ
平和を愛するイタチの忍道
イタチは戦乱の世に、うちはフガクとうちはミコトの間に生まれました。4歳にして第三次忍界大戦に駆り出され、多くの死を目にします。その経験から、争いを嫌い、国の平和を望むようになりました。

その後、7歳という若さにして忍者学校を主席で卒業。忍者学校開校以来の秀才と呼ばれていました。8歳になると写輪眼を開眼し、10歳で中忍へと昇格します。

イタチは一族の名に縛られることなく、里の安寧を第一に考えていましたが、思うようにはいきませんでした。イタチの思想とは反対に、うちは一族は木ノ葉を乗っ取ろうとクーデターを企みます。首謀者フガクの息子であるイタチは、父の命令を受け、火影直属の部隊〝暗部〟へと入隊。木ノ葉の情報をうちはに流すスパイ役を担うことに。

その傍ら、イタチは木ノ葉からも、うちはの情報を流すようスパイ役を任されていました。そして里から、極秘任務を命じられます。その内容とは、血も涙もない「うちは一族の抹殺」でした。

兄のように慕っていた親友うちはシスイから教わった「自己犠牲…陰から平和を支える名もなき忍…それが本当の忍」という忍の在り方を胸に刻み、イタチはうちは一族と木ノ葉隠れの里の因縁をたった一人で背負い、里の平和のために一族殺しの犯罪者となる道を選択するのです。
こうなる前に…
言っておけばよかったと…
今となっては思うよ



共に一族を支えた者たち──そして父と母。
父から慈しみの言葉をかけられようと、どうしようもなく涙があふれようと、感情の一切を殺し、同胞たちを抹殺。
父から慈しみの言葉をかけられようと、どうしようもなく涙があふれようと、感情の一切を殺し、同胞たちを抹殺。

ただ一人、弟だけを残して…。

弟を守るため〝人生を懸けた覚悟〟
イタチには、5歳年の離れた弟のサスケがいます。
泣くなサスケ…
何があってもお兄ちゃんが絶対守ってあげるからな…

あまり感情を外に出さないイタチですが、サスケの前ではいつも優しい表情を見せていました。

時にかくれんぼをしたり、一緒に手裏剣の修業をしたり…

足首をひねってしまった日には、おぶってあげたりと、イタチは非常に面倒見の良い兄でした。

また、サスケのためなら暗部への入隊がかかっている特別任務を放棄することも容易く、父に刃向かったこともあるほど。


内心では、一族に執着し、里の平和を乱そうとする、うちは一族を忌み嫌う部分もあったのかもしれません。
オレの〝器〟は
この下らぬ一族に絶望している

それでもサスケの前では、サスケの期待を裏切らないよう、うちは一族が誇り高き一族であると諭します。
忍の起こす犯罪を取り締まれるのは
さらに優秀な忍だけだからな

しかし優しい兄のもう一つの顔は、二重スパイとして、里の命運を背負わされている〝忍〟です。一族と里の揉めごとに弟を巻き込みたくないイタチは、しだいにサスケを遠ざけるようになります。

迫る、極秘任務実行の時…。どうしても弟に手をかけることができないイタチは、覚悟を決めます。




その覚悟とは、今までの優しい兄は演技だったと嘘をつき、弟以外の一族を抹殺することで、イタチ自らが復讐の対象となること。ただサスケが正しい道へ進むことを願って、「弟に殺される」運命を選び、冷酷非道な兄を演じるのでした。
お前はこのオレを越えることを望み続けていた
だからこそ生かしてやる…オレの為に

兄と弟の最終決戦
うちは一族を抹殺し、抜け忍となったイタチは犯罪組織〝暁〟に加入。離れていながらも、ずっとサスケを見守っていました。

しかしサスケは木ノ葉の抜け忍となり、イタチの望む道とは別の道へ…。イタチは自分が死んだ後のことまで考え、サスケを救おうとするナルトを信じ、万が一サスケが血迷ったとしても〝木ノ葉を守る〟よう、仕掛けを施します。




そして迎える、サスケとの再会──。


力をつけたサスケはイタチの前に現れ、憎しみの刃を振り翳します。

覚悟を決めているイタチは、とことん酷い兄を演じました。
オレたちは互いのスペアだ!!
それこそがうちはの兄弟の絆なのだ!!


本気でサスケに襲い掛かるイタチ。その裏には、サスケの憎しみを受け止めるだけでなく、サスケを呪印から解放する目的がありました。

たとえ病に蝕まれた身体が悲鳴をあげ、限界などとうに超えていようと、すべては弟のために…。

互いのチャクラが尽き果てた頃。イタチは最期の力をふりしぼり、かつての優しい兄としての微笑みを浮かべ、最後の言葉を口にします。



最愛の弟と本当の別れ
真実を語ることなくその生涯を終えたイタチでしたが、カブトの穢土転生により、再び現世へ…。

現世に戻ったイタチは、かつてサスケへの想いを託したナルトと邂逅。真っ先にサスケの状況を問うと、サスケは自分の真実を知り、イタチを利用した木ノ葉に復讐するつもりだと聞かされます。
サスケはアンタの意志を受け継ぐどころか木ノ葉を潰す気でいる!
それは大好きだった兄キを苦しめた里への弔い合戦のつもりなんだ!


蘇ってもなおサスケを心配するイタチに対し、ナルトは言いました。


どこまでもまっすぐなナルトに、サスケを変えることができるのは、自分ではなくナルトだと再確認したイタチ。再びナルトへ想いを託し、自分のやるべきことを全うすることを決意します。失敗から得た学びを活かすように。


穢土転生を止めるべく、イタチはカブトの元へ。その途中、奇しくもサスケと再会を果たします。

イタチの真実を知りたがるサスケでしたが、イタチは問答無用でカブトを追います。



質問を止めないサスケに、イタチは戦闘後に話すことを約束。
こうなってしまった以上
一言だけちゃんと言っておきたい言葉がある
ちゃんと場を整えてからな

目的が重なった二人は共闘し、見事カブトを打ち破ります。穢土転生の術が解除されるその瞬間──
まだ…
間に合う…

イタチはサスケに本当の気持ちを打ち明けます。



正しい選択をしなくとも、どんな道を進もうとも、二人が〝唯一無二の兄弟〟であることは変わらない。一族を抹殺したあの日から、ずっと言えずにいた本心を告げ、イタチは再び生涯を終えるのでした。

たとえ憎まれようともな…
それが兄貴ってもんだ
誕生日を記念した振り返りコラムはここまで!
是非この機会にコミックスを読み返し、うちはイタチの活躍を振り返ってみてください!
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文・構成:川﨑 悠(キャラメル・ママ)
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©岸本斉史 スコット/集英社
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