【ミナトコラム】波風ミナト　愛の軌跡“ナルトが生まれた日”編【参式】

岸本斉史による『NARUTO-ナルト-』完全新作読切「NARUTO-ナルト-外伝〜渦の中のつむじ風〜」
が週刊少年ジャンプ33号に掲載されたことを記念して、ミナトの活躍を振り返るコラム！

第３回の今回は、ミナトとクシナの愛の結晶 “ナルトが生まれた日”を振り返っていきたいと思います！

10月10日

出産予定日当日、10月10日を迎えたミナトとクシナ。
尾獣の封印が唯一弱まると言われる出産を控え、木ノ葉隠れの里から少し離れた地の結界の中でその時を迎えます。

激痛と九尾の抵抗に耐え抜いたクシナ。
そして、妻の出産を献身的に支えたミナト。
２人に祝福の時が訪れます！

しかし…家族の幸福に満ちた時間は瞬く間に邪魔されることとなってしまいます。

面の男による襲撃。

そして、クシナから引き抜かれた九尾が木ノ葉へと迫ります。

愛に満ちた最期の時

戦闘の末、仮面の男を退け、さらに九尾を木ノ葉から引き離したミナト。
しかし、九尾を引き抜かれたクシナの命を救うすべは既にありませんでした…。

クシナ…君がオレを……
四代目火影にしてくれた…！
君の男にしてくれた…!!
そしてこの子の父親にしてくれた…!!

今際の際にクシナが語った「大きくなったナルトを見てみたかった」という唯一の願い。
その言葉を聞いたミナトは ある決断を下します。

その決断とは、ミナト自身の命と引き換えに「屍鬼封尽」を発動し、九尾の半分を封印すること。
そして、クシナと自分自身のチャクラと共に、残り半分の九尾を生まればかりのナルトに封印すること。

忍界を救う“救世主”としての役目、そして自分たちの“愛”を未来の我が子に託すため、
ミナトは己の命を投げ棄てる覚悟を決めます――。

息子のためなら死んだっていい…
それは父親でもできる役目だ

クシナの母としての言葉を温かく聞き届けたミナトはただ一言、

父さんの言葉は…
…口うるさい母さんと…同じかな…

と言い残し、その生涯を終えたのでした――。

時を超え、我が子に伝える“愛の言葉”

約16年後、チャクラを介してナルトと再会を果たしたクシナ。
その口から語られたのはミナトとクシナ、両親から我が子に送る
一片の曇りもない愛情でした。

“両親からの愛”でその器を満たしたナルトは、
父から託された“救世主”としての役目と、母から受け継いだ“九尾の人柱力”としての役目。
その両方を背負い、忍界大戦の戦場へと駆け出していくのでした――。

今回の振り返りはここまで！
明日（7月22日）公開の第４回では、ミナトが開発した忍術が継承されていくシーンを振り返っていきたいと思います！

文・構成：大庭優一（キャラメル・ママ）

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▼公開期間＆公開話数はこちら▼
7/10（月）00:00～7/23（日）23:59　498話～504話
7/19（水）00:00～7/23（日）23:59　150話～155話

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©岸本斉史スコット／集英社

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