NARUTOコラム
2023/04/20
我愛羅に憧れていたので、あの「ひょうたん」をリュックにして持ち歩いてみた
こんにちは、藤原麻里菜です。私は普段、「無駄づくり」といって、あんまり役に立たない発明品を作る活動をしております。「イヤフォンを絡ませるマシーン」や「インスタ映えを台無しにするマシーン」など、今までで200個以上の無駄なものを作ってきました。やばい人生でしょ。
そんな私に、とある依頼がきました。それは「我愛羅のひょうたんに似たリュックを作ってほしい」というものです。
砂隠れの里出身で、砂を自由自在に操る我愛羅は、いつもひょうたんをリュックのように肩から提げている忍者です。自分の身の危険が降りかかるとひょうたんから砂が出てきて、身を守ったり、相手を攻撃したりします。
ひょうたんの歴史は我愛羅以前と以後に分かれると言われています(私調べ)。我愛羅登場後、ひょうたんは我々NARUTO世代から羨望のまなざしを向けられる物になりました。とにかくひょうたんを使って技を出す我愛羅がかっこよすぎる! 我愛羅のクールさと相まって、ひょうたんへの憧れはうなぎ上りです。
かくいう私も『NARUTO-ナルト』を読んでいた小中学生のときは、我愛羅が一番好きなキャラクターでした。我愛羅の額にある「愛」の文字。それをマジックペンで自分の額に書いたこともありました。
かくいう私も『NARUTO-ナルト』を読んでいた小中学生のときは、我愛羅が一番好きなキャラクターでした。我愛羅の額にある「愛」の文字。それをマジックペンで自分の額に書いたこともありました。
なので、この依頼が来たときはすぐに「作ります!」と返事をし、その場でメルカリで「ひょうたん 特大」と検索をして、ひょうたんをゲットしました。
今はなんでもインターネットで買える時代ですね。すばらしい。
ひょうたんリュックは「アーバンでもしっくりくる」かっこよさ
ということで、今回作った我愛羅のひょうたんはこちらです。
実際に背負ってみると、
イイ感じじゃん!
我愛羅のマジひょうたんに比べるとだいぶ小ぶりになってしまいましたが、これがリアルで作れる限界でした。我愛羅のひょうたんレベルの大きなひょうたんはあるにはあるのですが、できあがったらニュースになるくらい希少価値が高いようで、私には手が届きませんでした……。残念。
我愛羅のマジひょうたんに比べるとだいぶ小ぶりになってしまいましたが、これがリアルで作れる限界でした。我愛羅のひょうたんレベルの大きなひょうたんはあるにはあるのですが、できあがったらニュースになるくらい希少価値が高いようで、私には手が届きませんでした……。残念。
しかし、めちゃくちゃかっこいいぞ!
街に馴染んでいる。アーバンでもしっくりくるシンプルなデザイン。イケてる!
このひょうたん、実は無駄に多機能になっています。
このひょうたん、実は無駄に多機能になっています。
横のボタンを外すと、
アタッシュケースのようにパカッと開くようになっており、中にはペットボトル入れ(写真右)、ポーチ(写真左)などの機能がついております。
我愛羅のひょうたんの中には砂が入っているので、砂をギチギチに詰めるというアイデアもあったのですが、私は砂をコントロールできないため、マジの無駄になりそうなのでやめました。
我愛羅のひょうたんの中には砂が入っているので、砂をギチギチに詰めるというアイデアもあったのですが、私は砂をコントロールできないため、マジの無駄になりそうなのでやめました。
ペットボトル入れは、300ミリリットルのペットボトルならスポッと入る大きいんだか、小さいんだか分からない絶妙なサイズ感。
ポーチには財布や鍵がしっかり収納できます。
ちょっとしたパーティーにも持って行けちゃいます。最高かよ。
「我愛羅のひょうたん」に近づけるための技術
さて、完成品を見て「私もひょうたんリュック作りたいよう」と思われた方も多いと思いますので、工程をシェアさせていただきます。
まずは、ひょうたんを真っ二つに切ります。ひょうたんは一見すると硬そうですが、意外にもソフトな触感で柔らかいので、すんなり切ることができますよ。
まずは、ひょうたんを真っ二つに切ります。ひょうたんは一見すると硬そうですが、意外にもソフトな触感で柔らかいので、すんなり切ることができますよ。
こんな感じ。
そうしたら、「ジェッソ(編注:絵の具のノリをよくするために下地として使う塗料)」を塗って真っ黒にします。バレンシアガとかで売ってそうですね。
我愛羅のひょうたんに近づけるために、似た色をスプレーで吹きかけました。これはジルサンダーとかで売ってそうですね。
次にギターケースやアタッシュケースなどに使われている蝶番を取り付けます。
両サイドに付けました。これでひょうたんの開閉が可能に。
続けて、ひょうたんの内側にポケットなどを付けていきます。
貼り付けて中身は完成!
次は外側を装飾していきます。カッティングプロッター(編注:文字やイラストのデータを読み込んで、その通りにシートをカットする機械)であの特徴的なマークをカットして……。
貼っていきます。
我愛羅のひょうたんはひび割れもあるので、それも絵の具で再現!
どうです?簡単でしょ。ひょうたんさえゲットできれば、オリジナルのひょうたんリュックを作ることができますよ。
これからはひょうたんリュックの時代だ!
これからはひょうたんリュックの時代だ!
我愛羅の「絶対防御」は“あれ”で再現
我愛羅は絶対防御という身を守る術があるので、このひょうたんにも同様の身を守る仕掛けがあります!
ひょうたんリュックにも我愛羅のひょうたん同様、「栓」を付けたのですが、このコルク栓、実は……
防犯ブザーなのです。敵(不審者)がいたら防御(警察)を呼ぼう!
ひょうたんを真っ二つにするところが難関かと思われましたが、前述した通り、柔らかくて加工しやすい! ので、皆さんも簡単に自分だけのひょうたんリュックを作れると思います。
今回は我愛羅に寄せて外側を「うすだいだい色」にしましたが、好きな色に塗るのもかわいくていいかもしれないですね。
携帯性もあって、身も守れる。そんな多機能な我愛羅のひょうたんをリュックとして使うのは、今後のトレンドになりそうです。
ちなみに、背負いながら歩いていたら、自転車に乗ったおじさんに「いいねえ」と言われました。いいよねえ。
今回は我愛羅に寄せて外側を「うすだいだい色」にしましたが、好きな色に塗るのもかわいくていいかもしれないですね。
携帯性もあって、身も守れる。そんな多機能な我愛羅のひょうたんをリュックとして使うのは、今後のトレンドになりそうです。
ちなみに、背負いながら歩いていたら、自転車に乗ったおじさんに「いいねえ」と言われました。いいよねえ。
文:藤原麻里菜
頭の中に浮かんだ不必要な物を何とかを作り上げる「無駄づくり」を主な活動とし、YouTubeを中心にコンテンツを広げている。2016年、Google社主催の「YouTubeNextUp」に入賞。2018年、「無用發明展- 無中生有的沒有用部屋in台北」を開催。総務省異能vation採択。でも、ガールズバーの面接に行ったら「帰れ」と言われたことがある。
Twitter:@muda_zukuri
Instagram:@mudazukuri
頭の中に浮かんだ不必要な物を何とかを作り上げる「無駄づくり」を主な活動とし、YouTubeを中心にコンテンツを広げている。2016年、Google社主催の「YouTubeNextUp」に入賞。2018年、「無用發明展- 無中生有的沒有用部屋in台北」を開催。総務省異能vation採択。でも、ガールズバーの面接に行ったら「帰れ」と言われたことがある。
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