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2022/12/01

【NARUTO 20thコラム】アニメ『NARUTO-ナルト-』忍道回顧【第8回】 「忍界大戦・彼方からの攻撃者」～「忍界大戦・サスケとイタチ」

NARUTO世代ド真ん中ライターが、20周年を迎えたアニメ『NARUTO-ナルト-』を振り返るNARUTO 20thコラム！
第8回の今回はいよいよ第四次忍界大戦２日目の戦いとなる「忍界大戦・彼方からの攻撃者」から振り返っていきます！

ナルト参戦!!「忍界大戦・彼方からの攻撃者」

雷影・エーに力を認めさせ、戦場へと急ぐナルトとビー!!
時を同じくして、人柱力たちの肉体を使い作り出した新ペイン六道を率いた仮面の男・マダラも戦場へ向かっていました。
忍連合に化けた白ゼツと対敵したナルトはその正体を瞬時に見抜き、九尾チャクラを駆使した新術の数々で敵を圧倒!!仲間たちの元へと再び駆け出します。
主戦場の一つでは、我愛羅とオオノキが協力して、超強敵との戦闘を開始!!
立ちはだかったのは、かつて隠れ里の頂点に君臨した４人の影。
三代目雷影、二代目土影、四代目風影、二代目水影。
空を覆い尽くすほどの砂の波と砂金の波がぶつかり合い、
塵遁・原界剥離の術の激突が周囲一帯を消し飛ばす!!
まさしく、忍界頂上決戦の火蓋が切って落とされます!!
砂を使った大規模忍術で気を引き、先代影の動きを封じた我愛羅に
実の父である四代目風影が過去の秘密を語り出します。
母・加瑠羅が遺した守護の力と母の愛情。
そして、己の立場と我が子への想いの狭間で悩み続けた父の悔恨の情。
初めて、両親から〝愛情〟という名の薬を受け取った我愛羅は父を封印。

さらに、動きを抑えた二代目水影と三代目雷影も続けて封印を試みますが、
穢土転生のプログラムにより対応され、戦闘は続行となります!!
立ちはだかる２人の先駆者!!
戦場へとひた走るナルトとビーの前に立ちふさがったのは、サスケの兄・イタチとナルトにとっての兄弟子である長門!!
ナルトの成長を喜んだのも束の間、カブトに操られ、忍界最強クラスの力でナルトとビーに襲い掛かります。
イタチと長門の圧倒的な力の前に苦戦を強いられるナルトとビーでしたが、その時…
ナルトの口からカラスが出現!?
イタチが生前、ナルトと遭遇した時に仕込んでいたのは、盟友・シスイが遺した最強幻術〝別天神〟!!
これにより、穢土転生の術の効果を上書きし、コントロールから脱したのでした…!!
一方、カブトにより完全制御された長門は六道の力をフルに開放し、数多の強力な術でナルトとビーを追い詰めます…！
イタチの加勢により、窮地を脱するも長門は最強忍術・地爆天星を発動!!
絶体絶命かと思われますが、ナルトの経験則をもとにイタチが活路を見いだします。
ナルト、イタチ、ビーが持つ最強遠距離忍術により地爆天星を相殺することに成功！
さらに、一瞬の隙を突きイタチの十拳剣が長門の体を刺し貫きます!!
シリーズの出来ってのは三作目…完結編で決まる！
駄作を帳消しにするぐらいの
最高傑作になってくれよ…ナルト！
こうして、再び弟弟子に意志を託した長門は封印されます。
〝火影になった者〟が皆から認められるんじゃない
〝皆から認められた者〟が火影になるんだ
…仲間を忘れるな
ナルトが背負っている任の一つを引き受けたイタチは穢土転生を止めるため、カブトの元へ!!
ナルトたちも再び戦場に向けて走り出します！
遂にナルト到着!!
先代土影の無類の強さに苦戦が続く我愛羅＆オオノキたちの元へ、ナルトが増援として駆けつけます!!
瞬時に我愛羅と連携したナルトの一撃により、二代目土影・無に隙が生まれ、オオノキの追撃により無を封印!!３人は他の戦場への増援に向かいます!!
テマリが陣頭指揮をとる三代目雷影との戦場。
強力な風遁使いを要する場面にナルトが到着!!
陽動を上手く使い、風遁・螺旋手裏剣を当てるもあまりにも強靭な肉体により、耐えきられてしまいます。
最強の肉体を要する三代目雷影を倒すための手がかりを探すナルトは、ビーを介して八尾と対話。
その話から気付きを得たナルトは一か八かの戦法を仕掛け、見事三代目雷影を倒すことに成功します!!
対二代目水影との戦いに駆けつけた我愛羅とオオノキでしたが、性質の不利と連戦による疲弊により追い詰められてしまいます。
しかし、相性不利も二代目水影の必殺忍術すらも乗り越え、戦い続ける我愛羅。
その力の源となったのは父と母から受け継いだ想い！
現代の忍とのバトルを存分に楽しんだ二代目水影は満足気な顔で封印されていきました。

大戦の首謀者たちが立ちはだかる…!!「忍界大戦・サスケとイタチ」

先代の影たちを見事退け、影分身を各前線へと送り込んだナルト!!
忍に化けた白ゼツと穢土転生で蘇った忍たちを次々になぎ倒し、戦況を一気に優勢へと変えていきます!!
しかし…そこへ現れたのは穢土転生で蘇った“うちはマダラ”でした…!!
仮面の男とは別の“本物のマダラ”が現れたことに驚愕する忍連合軍相手に、「舞い踊る」うちは伝説の忍!!
想像を絶するマダラの強さを印象付ける第542話でのアクションシーンは必見。
演舞の如き戦闘は圧巻を超えて、神々しいとすら感じられるほどです！
ナルトを始めとする忍連合軍の烈火の如き攻撃も易々といなし続け、
マダラは忍連合軍の頭上に超巨大な隕石を引き寄せます…!!
まだ諦めの言葉を口にするな！
何もせんうちから己を捨てるな！
絶望に飲み込まれる忍連合軍の忍を鼓舞し、単身隕石を止めんとするオオノキ！
見事隕石を止めたように見えましたが…“２個目の隕石”が落下…!!
忍連合軍は壊滅し、オオノキも重傷を負ってしまいます。
さらに、初代火影・柱間のみが扱えた木遁忍術すらも披露するマダラ。
疲労しながらも、一人立ち向かうナルトの姿を見て、オオノキが再び奮い立ちます！
やっと己を拾う場が来た…
そのための相手には十分じゃぜ
さあ…一緒に拾うとしよう
オオノキを支えるため、立ち上がる我愛羅。
そして、事態を知った現代の影たちも戦場へと急遽駆けつけ――
まさか五影揃って…
共に戦う日が来るとはな!!
五影が集結!!
手を取り合い、うちはマダラに立ち向かいます!!
お前に五影からこの言葉を預ける
勝つぞ!!!
〝もう一人のマダラ〟をナルトに任せ、勝利を固く誓った五影たち。
ナルトは仮面の男と人柱力たちを相手に決戦へ挑みます!!
大激突!!人柱力VS人柱力!!
仮面の男が率いるのは二尾～七尾までの人柱力６名!!
写輪眼と輪廻眼を得て、さらに力を増した人柱力たちを相手に決死の覚悟で挑むナルトとビー！
八尾がサビのキラービーだぜオレ様が！
ウィイイ――――――――!!!!
尾獣化したビーの大技により周辺一帯ごと人柱力たちを吹き飛ばし、
勝機アリ！と思いきや…対する人柱力たちも一斉に尾獣化!!
絶体絶命のピンチにカカシ＆ガイの木ノ葉タッグが駆けつけます!!
しかし依然劣勢の中、八尾そして四尾とナルトが言葉を交わすうちに、九尾の心境にも徐々に変化が…！
ナルト…お前がワシ達尾獣のために…
本気で何かしてやりてーと本心で思うなら…
今まで通り…行動で示し証明しろ!!
それがお前だろ!!!
ナルトは何とか四尾の人柱力の動きを止めるも、残る五人の人柱力が完全に尾獣化!!

その時、遂に九尾が立ち上がります…!!
拳を合わせ、心を通わせたナルトと九尾！
今はもう…バケ狐じゃねェ…
おめーは木ノ葉隠れのオレとコンビの…
九喇嘛だ
さぁ行こうぜ!!!
五発の尾獣玉を一撃で吹き飛ばすほどの力!!
尾獣化＆九喇嘛リンクモードを発動させたナルトと九喇嘛が暴れまくる!!
まさに尾獣総進撃！大地を砕き、空を割く超大規模バトル!!
ナルトが尾獣たちの体に打ち込まれた杭を引き抜こうとした、その時…。
尾獣たちの深層心理に入り込んだナルトは、人柱力も含め尾獣たちと言葉を交わします。
尾獣と人柱力たちの名前を教わり、意志を託されたナルト!!
一斉に尾獣たちの杭を引き抜き、無力化に成功します！
残るは仮面の男ただ１人。ナルトはビー、カカシ、ガイと共に決戦に臨みます！
サスケ、動く！
忘れたかナルト…本当の強さが何なのか……
オレもお前の所に行くとしよう…
お前を切りに!!
大戦の裏で密かに動きだしていたサスケ。
戦争の標的がナルトだと知ったサスケも戦場へと向かう。
しかし、その道中でサスケが遭遇したのは…死んだはずの兄・イタチでした!!
五影、決死の戦い
現代の五影全員が結束しマダラを相手取る戦場では、激しい戦闘が継続中でした。
五影の連携に対抗し、マダラは初代火影にのみ扱えた木遁の力を発揮!!
木遁・花樹界降臨により、周辺一帯を森で埋め尽くし、須佐能乎と火遁で五影を圧倒…!!
マダラは柱間の子孫である綱手を狙い撃つことを宣言しますが、
現代の忍も負けてはいられません。
火の意志をなめるなよ!!
綱手は長年溜め続けた「百豪の術」を解放!!
オオノキ＆エーとの連携により、マダラの須佐能乎を砕きます!!
さらに、その拳でマダラの体を吹き飛ばす綱手!!
流れは五影にアリ！と思われたのも束の間…マダラの凶刃が綱手を貫いたのでした…。
兄弟、共闘
一方、サスケはイタチに詰問を繰り返しながら追走を続け、カブトのもとへとたどり着きます。

穢土転生を解くため、カブトに戦闘を仕掛けるイタチ。
サスケは質問に答えることを条件にイタチへの協力を快諾します。
今度こそ――約束は守ってもらう！

性格は死ぬまで変わらないが…オレは一度死んでる…
そのつもりだ
こうして実現したイタチとサスケの兄弟共闘！
須佐能乎による怒涛の攻撃に対し、カブトが打った策は仙人モードの力!!
蛇の肉体と力により、イタチとサスケを翻ろうします！
しかし、イタチとサスケも負けてはいません。
少年時代の記憶を頼りに連携作戦を実行！
さらに、イタチはこのやり取りの中である“仕込み”を完了していました！
奴の運命を握る究極の瞳術…
イザナミだ
究極の瞳術により、カブトの意識を無限ループの中に閉じ込めたイタチ。
ナルトとの約束を見事果たし、穢土転生の止め方をカブトから引き出すのでした。
破壊の化身・完成体 須佐能乎!!
須佐能乎に貫かれながらも、命がけで戦いを続行する綱手と影たち！
しかし、マダラが繰り出した多重木遁分身それぞれが顕現させた須佐能乎の大群により、五影たちの心が折れ始めてしまいます…。
立て!!…影共!!
生死を分ける時にもう弱音を吐くな!!
ワシらは忍の者全員から預かったもんがある――
五影を預かったことを無駄にするな!!!
最古参の影・オオノキが他の影全員を奮い立たせ、勝負を決しようとします!!
五影の死力を受け取ったマダラは、それまでと打って変わった顔つきで全力を解放。
超巨大な“完成体 須佐能乎”を降臨させます!!
一太刀で森羅万象を砕く、破壊の化身。
その神の如き力で五影が蹂躙されそうになった、その時――。
穢土転生の術…〝解〟!!
イタチにより解術される穢土転生。
各戦場の穢土転生体から光が放たれ、蘇った忍たちは再びあの世へと還っていきます。
お前はオレのことをずっと許さなくていい…
お前がこれからどうなろうと
おれはお前をずっと愛している
イタチ本人から明かされた、本当の真実。そして、本当の愛。
それを受け取ったサスケは、再び兄に別れを告げ、自らが歩むべき道を考え始めます。
水月＆重吾と合流し、サスケが導きだした答えは…
大蛇丸の復活!!
サスケは、己の意志と眼で成すべきことを見据えるため、
〝全てを知る人間〟のもとへと歩き出すのでした――!!
一方、各戦場では穢土転生の脅威が去ったものの、マダラＶＳ五影の戦場では異例の事態が発生…！
穢土転生の契約を自ら解除したマダラは現世に留まり、大戦への介入を続けるのでした。
ひび割れる、仮面
仮面の男と外道魔像を相手に奮戦するナルト、ビー、カカシ、ガイの４人!!
追い詰められた仮面の男は、不完全な状態だと分かりながらも十尾復活を試みます…!!
十尾復活を阻止するため、フルパワーでの攻撃を続けるナルトたち。
仮面の男の〝すり抜ける能力〟により攻撃をかわされ続けますが、ついに面に傷が…！
この微細なきっかけから仮説を立てたカカシ。
神威でナルトの螺旋丸を異空間へ飛ばすと…
遂に仮面の男に攻撃がヒット!!
なんと、仮面の男とカカシが使う神威の時空間は繋がっていたのです…！

時空間忍術の秘密を解き明かし、一気に攻勢に出るナルトたち！
４人全員の力を合わせた猛攻の末に――
てめーは……
誰だァァァアア!!
ナルトの螺旋丸が仮面を粉砕!!
面により隠され続けた、その正体はカカシの旧友にして、殉職したはずの
うちはオビト…!!
死んだはずの仲間との再会に動揺するカカシとガイ。
構わず戦闘を再開するオビト。
さらに、五影を蹂躙し、襲来するマダラ…。

混沌の戦場で、オビトとマダラが辿ってきた道が明らかになります。
夢の世界
岩に押し潰されたオビトが目覚めると…眼前にいたのは、うちはマダラを名乗る老人。
木ノ葉創生期から生き長らえていたマダラは、己の野望成就のためオビトの治療に手を貸しました。
数年後…オビトにもたらされた報は、カカシとリンの危機！
ゼツの力を借り、現場へ急行したオビトが目にした光景は――。
…そうか…
オレは…
地獄に居る
意志を託した友・カカシが、恋焦がれた人・リンの命を奪った。
地獄のような現実を目の当たりにしたオビトは、マダラが語った「夢の世界」を創ることを決意。
リン…もう一度…
もう一度君の居る世界を創ろう
今日からお前が救世主だ
こうして、マダラの意志と野望を継承したオビト。
仮面を被り、忍界の闇を生き続けたオビトが語り続けた、己の名は――
うちはマダラだ
今回の振り返りはここまで！
次回は12月８日（木）に、第四次忍界大戦が佳境に差し掛かる「忍界大戦・第七班再び」から振り返っていきます！

©岸本斉史 スコット／集英社・テレビ東京・ぴえろ

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