NARUTOナルト
SHIPPUDEN
カカシ暗部篇~闇を生きる忍~
第五百七十三話
大蛇丸の実験体
大蛇丸と落ち合う場所はイブリ一族が住む地下に存在する里。名前を持たない少年時代のヤマトは、その里でユキミと出会い、何故か“テンゾウ”と呼ばれるのだった。イブリ一族は体を煙にする肉体変化の能力を持ち、風で吹かれると死んでしまう程に短命だが、その能力に目をつけた大蛇丸の実験により長く生きることが可能になった。かつて自分も実験体だったヤマトは、その頃一緒だった少女とユキミを重ね次第に仲良くなり、二人は風の吹く里の外へと抜け出してしまう。